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新型コロナ・4 特にオミクロンについて

[2022.02.07]

コロナに対しては下記のように考え、実施しています。

○本当はこわくない。

以前にも書きましたが、新型コロナの蔓延がインフルエンザの流行を抑制し(ウィルス干渉と言います)、この2年間インフルエンザがなかったために日本人の死亡者は減少しました。言い換えればそもそも日本では新型コロナはインフルエンザよりこわくない病原ウィルスということを示す事実です。

○新型コロナで重症化するということは

そうは言っても一部の患者さんは重症化したり不幸にして死亡されたりしています。他のウィルスと違って新型コロナウィルスは抗体依存性免疫反応(ADEと言います)の異常により、血管内に血栓を作り、詰まらせてしまいます。これが肺で起きると酸素換気が行われずECMO管理になったり、最悪死亡という経過を辿ってしまいます。
それではどういう人にADEが起きるか。これも以前紹介しましたが、初期のK型コロナに感染しそびれた場合も考えられます。またその後長く続くコロナ騒ぎの中で本当に家に籠もったり運悪く変異を続けるコロナウィルスから中途半端に逃れていた人にADEが起きてしまった可能性が考えられると思います。

○何をやっても防ぎきれるものではない。

手洗い、マスク、その他色々言われます。取り敢えず自分の鼻口に侵入するウィルスを減らすことは出来る可能性もありますが、現実にウィルスから逃れることは不可能に近いです。
衝立を立てたりビニールぶら下げても、ウィルスがそこでストップする筈がありません。マスクは不織布マスクであっても、その目のサイズはウィルスの50~100倍です。例えるならば鳥かごに鳥を飼っている方が、これならハエも蚊も浸入しないだろうと思っている‥のと同様です。
マスクは自分が咳・くしゃみをする時にそれをトラップして、少しでも外に出て行くのを減らすという作用しかありません。外から入ってくるウィルスをシャットアウトすることはできません。

○ウィルスを吸い込んでも

コロナウィルスを吸い込んでも、体力があり免疫がしっかりしていれば、無症状、またはいわゆるただのカゼ症状で終わり、それきりです。しかもその際にまた免疫がブーストされます。後で書くように、これが最大の防御になるのです。

○これまでのコロナとオミクロン

コロナウィルスはRNAウィルスの一つです。RNAウィルスはどんどん変異します。これは元々の宿命なので驚くべきことではありません。そしてウィルスの立場からみると、自身の至上命題は増殖することです。
殺人ウィルスはなかなか増えることができません。自分が宿った人間(や動物)が死亡してしまうと、それ以上増殖もできず、周りに感染して行くことも困難です。
そこへ行くと進化を遂げて賢く?なったウィルスはとりついた人間と共存し、時々顔を出しては他にも移っていこうとします。良い例がヘルペスです。
水疱瘡・帯状疱疹を起こすもの、口唇や鼻の下などに皮疹を作るもの、よほど感染した人間が弱っていない限り全身状態に影響を与えません。そして彼らはしぶとくしたたかにうつって行き、ある意味ずっと蔓延しています。
第一次世界大戦の最中に蔓延したスペイン風邪の正体はインフルエンザウィルスで、3波のピークを示しましたが、最終的には弱毒化して消えていきました。
コロナウィルスも同様の過程にあり、オミクロンはほぼ弱毒化しています。

○そもそもコロナウィルスは

そもそも日本には在来コロナ(土着コロナ)ウィルスがいます。それを全て駆逐したり退治することもできないし、必要もありません。いわゆるカゼ症候群の原因として在来コロナ、アデノ、ライノウィルスなどが元々あります。
そして症状が出たからと言っていちいちウィルス検査する医療機関などありませんでした。
オミクロンはほぼそれに近づきつつあります。だから現状のようにカゼ症状が起きて少し発熱したり咳が出てもそれきり治まってしまうというのは、在来コロナとほぼ同じです。
いつまでも抗原検査やPCR検査をやっていたら、収束はないでしょう。第10波でも20波でも来るでしょう。特に冬乾燥する時期になればコロナウィルスは増えて、「カゼ」患者が増えます。その原因がコロナである人を捕まえて隔離する政策はもういい加減にやめるべき時期に来ています。むしろ自宅療養を強制され、必要な治療も受けられないのは不幸です。

○そうは言っても

今の行政は相変わらずコロナを2類感染症扱い。エボラ出血熱と同じ危険性としたままです。これまで政府や東京都、テレビがさんざん国民・都民・視聴者を脅かして来たものを、手のひらを返したように「もう大丈夫です」などとは口が裂けても言えないでしょう。
医療機関は厚生労働省の監督下にあります。都の保健所の指示に従わなければなりません。従って当院でも消毒や「有効と信じられている」措置は続けています。心配せず受診されて下さい。

○ワクチンはお勧めしません

上の方に書きましたが、これだけ変異を続けて来たコロナウィルスに対するmRNAワクチン、その設計はどうなされたのでしょうか。
武漢から出てきたとされるコロナウィルスのスパイク部分(一番外のトゲのようなものです)を捕まえてそれに対する抗体を作らせるm(メッセンジャー)RNAを体内に打ち込むワクチンです。
ウィルスの変異に伴いスパイクも相当変わって来ています。オミクロンにまで変わって来ているのに、未だにこの古い変異前のスパイクを元に作ったmRNAワクチンを使っているのです。どこまで効いているんでしょうか?
そしてお勧めしない理由は、これまでの不活化ワクチンなどと異なり、このmRNAは体内に残ります。
mRNAは本当は体内に入ると速やかに分解され、消えてしまうべきものです。ところがこれでは人体がウィルスに対する抗体が作れない、ということで一部を書き換え分解されにくくしてあります。このためにmRNAは肝・腎・卵巣などに取り込まれ長く生き残ってしまいます。そして抗体が作り続けられるために、自己免疫疾患(リウマチ、SLE、強皮症‥)と言った疾患の原因になることが心配されます。女性は不妊の原因となる心配があります。

そもそもファイザーもモデルナも、安全性の確認されたワクチンではありません。現在全世界を巻き込んだ大規模治験中ということです。治験とは有効性・安全性の確認されていない医薬を試しに使って見てデータを取るという作業です。これが実行されてしまっているのです。上記のmRNAが体内に残って色々な健康被害を起こす可能性は他ならぬファイザーの治験計画書に記載されています。

あなたは遺伝子組換食品を食べますか?心配なのでそういう表示があったら避けますか?
害虫などがつきづらかったり、成長を早める為に植物の遺伝子を操作したものですね。でも食品は胃や腸で分解吸収され、これらの遺伝子が問題になる可能性は極めて低いと思います。でも心配だから食べないですか?
それを食べましょうと勧めている訳ではありません。
遺伝子組換食品を心配する人が、直接遺伝子ワクチンを分解されない形で体に強制的に打ち込まれることに何の心配も感じていないとしたら‥それは矛盾です。もう少しこちらの心配をして頂きたいと思います。

上に書いたように日本ではそもそもコロナによる健康被害は極めて少なく、もともとインフルエンザより重症者・死者は少ない状態でした。ところが昨今超過死亡(例年の国民の死亡者数よりどれだけ死亡者が増えたか)がプラスに転じているのです。
震災などの災害が起きるとその月の統計上犠牲者の方の数字が超過死亡に計算されます。
ところがこうした大きな災害がないにも拘わらず、ずっと毎月5,000人程度の超過死亡が続いています。6万人に迫る勢いです。
‥ワクチン接種以外に考えられないでしょう。
本来感染して重症化・死亡を防ぐためのワクチンでこれだけの日本人が命を落としているのです。この中で1,400人は当日・または翌日に死亡に至っています。
未成年に限ってはコロナ死亡者よりもワクチン死亡者の数が多いと聞きます。

それでもあなたはワクチンを打ちますか。
既に2回打った方が多いと思います。2回のワクチンでこの急性~亜急性期の危険は乗り越えて来ました。でもまた敢えて危険を背負って打つ意味がありますか?
ブレイクスルーなどと言われます。2回、3回打ったのにしっかり発症している方がいます。上に書いた理由でワクチンに本当に予防効果があるのか疑問があります。そこまで考えて、いったい何のために、効果に疑問のある・深刻な有害反応をおこすワクチンを打とうとするのか、今一度考えてみませんか。

 

法律・法の運用さえ変えてくれればオミクロンはただのカゼです。ただのカゼでも重症化・死亡者はゼロにはできません。むしろウィルスを殺せなくても必要な治療をしたいです。今は逆にそれが出来なくなってしまっているのです。

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